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ベーシックインカムへの道 [本を読む]


  最近「ベーシックインカム」が更に取り上げられてきているきてるような気がしていたところに、タイミング良く新刊で出てきたので買った次第。

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  前に読んだ人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊は、テクノロジー失業対策としてベーシックインカムが必要みたいな結論に導こうとしてたし、最近すごく売れているらしい「お金2.0」とかの論調(?)だと、テクノロジーの進展で既存の労働の価値が失われるてベーシックインカムが普及するので、新しい生き方(システム)の構築が必要かも...っていうかんじだし。


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  ちなみにこの本「ベーシックインカムへの道」は....、Basic Income Earth Network (BIEN) の創設メンバーであるGuy Standing氏の著作の日本語翻訳版。賛成論と反対論について、ベーシックインカム推進の立場から、ひととおり整理されている。(もちろん、反対論には反論が記載されてる。)

 翻訳本としてはとても読みやすい。原文を読んでないので、もとの文章が明解なのか、翻訳が読みやすいのかわからないけれど...。


ベーシックインカムへの道 ―正義・自由・安全の社会インフラを実現させるには

ベーシックインカムへの道 ―正義・自由・安全の社会インフラを実現させるには

  • 作者: ガイ・スタンディング
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2018/02/10
  • メディア: 単行本

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  でもって感想としては....

  働かなくても生きていけるという「怠惰」は、創造性とか、ボランティアとか、学習とか、ベンチャー起業とか、分業最適化(得意なことに集中)とかの前向きな方向につながるのか...、 あるいは単なる「怠惰」とか無責任につながるのか...。
  自分は単なる怠惰になる可能性高そうだけど...(夏休みの宿題に着手するのはだいたい始業式の後だったし...)

  そもそも、ベーシックインカムで、食うに困らない世の中なんて本当に来るのか...、単なるインフレにならないのか、グローバル競争の時代に各国が導入できるのか...、とか、疑問はつきなさそうなので、道はけっこう入り組んでるかなと...。



お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

  • 作者: 佐藤 航陽
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: 単行本


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